縫製
表面から縫い目を見せないようにするために、
裏地の中に隠れた手しごとがいくつもあり、
シャツでありながらジャケット以上の工程を経ています。
他にも、ボタンを見せない比翼仕立て、
カフスの角のカーブや、衿の反り具合など。
シンプルな見た目だからこそ、
一つ一つしっかりと、丁寧に仕上げました。
やわらかな綿のやさしい色味と、しっとり滑らかな質感。
ふっくらした肌触りがとっても心地よい、綿100%のシャツを作りました。
裏地つきの仕立てになっているのが特徴的。
2枚のシャツを1枚に縫い合わせているような仕様により
表地と裏地の間に空気を含み、ふっくらとした仕上がりに。
また、内側にも縫い代がないので、肌にも優しく、ふんわり包まれる感覚です。
シンプルな見た目でありながら、細部までこだわりがたくさん詰まった
「山田縫製工場のシャツ」です。
表面から縫い目を見せないようにするために、
裏地の中に隠れた手しごとがいくつもあり、
シャツでありながらジャケット以上の工程を経ています。
他にも、ボタンを見せない比翼仕立て、
カフスの角のカーブや、衿の反り具合など。
シンプルな見た目だからこそ、
一つ一つしっかりと、丁寧に仕上げました。
綿織物の産地である静岡県掛川市にある会社、
福田織物さんの綿生地を使用しています。
国内で綿の細番手を織れる機屋はほとんど無く、
福田織物さんがその唯一の機屋さんです。
今回のシャツの表地には120番手というとても繊細な糸を高密度で織り上げたサテン地を採用。
さらに綿の柔らかな膨らみ生かすために、
微起毛加工を施しています。
サテン地の滑らかさと起毛感ある肌触りが融合した、まるでシルクのような質感が特徴的です。
裏地にも100番手という細い糸を使い、
こちらはタイプライター織りに。
肌ばなれが良くなるように、
こちらも微起毛加工を施しています。
綿の成型加工を行う愛知県の企業、
有限会社ヨコイさんのご協力の元、
綿100%のくるみボタンが完成しました。
もともとは医療関係に使われる特殊形状の
止血綿を作成しているヨコイさん。
今回は山田縫製工場特注の形に綿(わた)を形成し、
シャツの生地でしっかりくるみました。
糸からボタンに至るまで、
全て綿100%のシャツが完成しました。